液相liquid-treatment
食品・飲料
食品・飲料工業において、古くは製糖時の脱色用吸着剤として活性炭が使用されていました。
現在では、使用する水の浄化、におい、香り成分の調整、着色の低減、不純物の除去、有用成分の濃縮といった様々な用途でご使用いただいています。
水の浄化
飲料の製造には大量の水が必要です。
粒状白鷺WH2cは、やし殻を原料とした破砕状活性炭で、水中に存在する微量の有機物や、滅菌用に加えられた残留塩素を効率良く除去します。また、食品添加物の項目を満たしているので処理水の衛生性についても配慮されています。
化学工業中間体の脱色精製、クロマト分離精製
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におい、香り成分の調整
におい、香り成分は比較的小さな、揮発性の高い分子からなります。
やし殻活性炭である、粒状白鷺WH2c、白鷺WPは、メソ孔が少ないため、他の成分を除去しながら、におい、香り成分を低減させることができます。
着色の低減
飲料、食品の着色は、糖、アミノ酸が加熱されて起きる重合反応(メイラード反応)により起きるとされています。着色物質は比較的分子量の高い物質であり、メソ孔の多い白鷺Aやカルボラフィンなどにより吸着除去することができます。
不純物の除去
におい、香り、着色以外にも味や保存性などに影響する不純物が存在することがあります。高表面積のやし殻活性炭である白鷺WP-Hなどがご使用いただけますが、物質の性状に応じた活性炭の選定のため、当社では研究開発部での活性炭スクリーニング試験も提案しています。
活性炭のご使用方法
活性炭には、粉末炭で使用する方法と粒状炭で使用する方法があり、それぞれ特徴があります。取扱いの簡単な活性炭フィルター(右写真)も選択肢の一つです。
当社は吸着性能だけでなくご使用状況にも合わせた活性炭を提案いたします。