プレスリリース
「フロンティア マテリアル研究所」の設立について
大阪ガスケミカル株式会社
大阪ガスケミカル株式会社(社長:領木康雄)は、研究開発の強化を目的に、2012年4月1日付けで、大阪ガスケミカルグループの研究開発組織として、「フロンティア マテリアル研究所(Frontier Materials Laboratories)」(所長:山田光昭)を設立します。
大阪ガスケミカルグループは、石炭ピッチ系炭素繊維、フルオレン樹脂、活性炭及び応用製品、保存剤(木材保護塗料、白蟻防除材および工業用保存剤)の製造・販売を行っています。主力製品は、世界トップクラスのシェアをもつ携帯電話用カメラレンズ樹脂や、国内トップクラスのシェアをもつ活性炭・木材保護塗料などです。(*1)
2010年11月に設定した長期経営方針「SMART2020」では、①既存事業の各分野におけるNo.1の実現、②新規材料・新規技術の獲得(研究開発の強化とM&Aの活用)、③経営基盤の強化(原料調達力の強化と人材育成の充実)を基本方針として、2020年度には、売上高1000億円、経常利益100億円(*2)規模への成長発展を目指しています。
「フロンティア マテリアル研究所」は、このうちの②の柱の一つとして設立するものです。これまでは、グループ内の各事業組織がそれぞれの事業に関わる応用技術や新規用途の開発を中心とした研究開発を行ってきましたが、これに加え、本研究所では、既存の各組織では取り組み難い新たな材料事業創出を主なミッションとして、新規材料の研究開発や、基盤技術の蓄積・深化に取り組みます。
当面の目標として、5年以内に新規材料を創出し、10年後には、売上高100億円規模の事業を創出することを目指します。設立当初は約10名の研究員数でテーマ探索からはじめ、2015年度には30名程度に増員する予定です。また、2013年春には新研究棟を完成させ、研究開発設備を充実させます。
大阪ガスケミカルグループは、本研究所において、新規事業の創出および事業分野の拡大に貢献するオリジナル技術を継続的に創出していくことにより、SMART2020の実現に向けて邁進していきます。
フロンティア マテリアル研究所
所在地 | 大阪市此花区酉島5丁目 大阪ガスケミカル商品開発センター内 |
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所長 | 山田 光昭(常務執行役員) |
予定している新研究棟(第1期)の概要
主要建物内容 | 地上4階、延べ床面積 2000m2 |
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建設予定地 | 大阪市此花区酉島5丁目 |
大阪ガスケミカル株式会社
本社所在地 | 大阪市西区千代崎三丁目南2番37号 |
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設立 | 1949年6月29日 |
資本金 | 25億円(株主:大阪ガス株式会社) |
売上高 | 139億円(2010年度) |
従業員 | 約260名 |
事業内容 | 1.炭素繊維、炭素繊維応用商品(炭素繊維フェルト、成形断熱材、軽量断熱材他)の製造販売 2.繊維状活性炭、吸着材(空調用フィルター、浄水器カートリッジ他)の製造販売 3.ファイン材料(液晶・光学・電子用素材)の製造販売 |
大阪ガスケミカルグループ
大阪ガスケミカル株式会社および活性炭、保存剤を主要事業とする日本エンバイロケミカルズ株式会社を中心に、製造・販売会社を含む全11社で構成。
従業員 | 約690名 |
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売上高 | (グループ単純合計) 353億円(2010年度) |
(*1) シェアはいずれも当社調べ。なお、携帯電話用カメラレンズ樹脂は、高画素色消レンズ用途におけるシェア。
(*2) 売上高および経常利益は、大阪ガスケミカルグループ単純合計。
本件に関する問い合わせ先
大阪ガスケミカル株式会社 企画部 (06)4393 – 0195
以 上