プレスリリース
Jacobi Carbons ABの株式取得について
大阪ガスケミカル株式会社
大阪ガス株式会社
大阪ガス株式会社(社長:尾崎 裕)の100%子会社である大阪ガスケミカル株式会社(社長:藤原 正隆・以下「大阪ガスケミカル」)は、環境材料である活性炭事業で世界トップクラスのシェアを持つJacobi Carbons AB(CEO:Anders Skeini、本社:スウェーデン、以下「Jacobi」)を、392百万米ドル(約383億円)※1で取得することについて、所有者であるAddSorb Holding ABと合意いたしました。
Jacobiの株式取得により、大阪ガスケミカルの子会社である日本エンバイロケミカルズ株式会社(社長:藤原 正隆・以下「日本エンバイロケミカルズ」)と合わせ、大阪ガスケミカルグループは、空気清浄や浄水などに用いられる環境材料である活性炭の製造・販売事業で世界第3位、高付加価値のヤシ殻活性炭に関しては世界トップシェアとなります。
大阪ガスグループは、長期経営ビジョン・中期経営計画Field of Dreams 2020を掲げ、「国内エネルギーサービス事業」、「海外エネルギーバリューチェーン事業」、「環境・非エネルギー事業」の3つの事業領域を柱に、グローバルなエネルギー・環境企業グループとして発展することを目指しています。
大阪ガスケミカルは、「環境・非エネルギー事業」推進の中核会社であり、材料ソリューション事業の拡大・成長を図っております。傘下の日本エンバイロケミカルズは、ヤシ殻・木粉等を原料とする高付加価値の活性炭を製造・販売しており、活性炭事業のシェアは国内トップクラスとなっております。
一方、Jacobiは、ヤシ殻活性炭を中心とした活性炭事業者であり、アジアを中心とした10ヶ国の工場で生産し、世界111カ国に販売をしています。
今回の統合により、日本エンバイロケミカルズとJacobiは、安定した原料調達力と幅広い商品群、世界に広がる流通を保有する活性炭企業グループを形成し、競争力を強化します。
活性炭市場は、先進国における水・大気への規制強化、新興国における生活水準の向上に伴い、大きな成長が期待されています。
このたびの買収を通じ、大阪ガスケミカルグループは、世界トップクラスの活性炭事業者として事業のさらなる発展を目指します。
(※1) 為替レートは$1=97.75円で換算。Jacobiの企業価値から、12月末時点の現金・負債等想定額を加減した金額。
Jacobiの12月末決算で現金・負債等の実績が確定するため、それを受けて最終譲渡価格は変動する可能性がある。
AddSorb Holding ABの概要
所在地 | スウェーデン | |
---|---|---|
事業内容 | 会社の株式の保有 |
Jacobi Carbons ABの概要
所在地 | スウェーデン | |
---|---|---|
主要拠点 | 米国、英国、フランス、ドイツ、スイス、スリランカ、インド、中国など | |
設立 | 1916年 | |
事業内容 | 活性炭の製造、販売等 スリランカ、インド、中国、ベトナム等の各工場で生産した活性炭を北米・欧州を中心に世界111カ国へ販売 |
|
売上高 | 1,301百万スウェーデンクローネ(約198億円・2012年実績) | |
従業員数 | 約1,200人(関係会社含む) |
大阪ガスケミカル株式会社の概要
所在地 | 大阪市西区千代崎三丁目南2番37号 |
---|---|
設立 | 1949年 |
事業内容 | ファイン材料および炭素材製品等の製造、販売 |
株主構成 | 大阪ガス株式会社100% |
売上高 | 153億円(2012年度実績) |
従業員数 | 約250人 |
日本エンバイロケミカルズ株式会社の概要
所在地 | 大阪市西区千代崎三丁目南2番37号 |
---|---|
設立 | 2003年 |
事業内容 | 活性炭、木材保護塗料、防蟻剤、工業用保存剤の製造、販売等 |
株主構成 | 大阪ガスケミカル株式会社70%、大阪ガス株式会社30% |
売上高 | 155億円(2012年度実績) |
従業員数 | 約110人 |
大阪ガス株式会社の概要
所在地 | 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 |
---|---|
事業内容 | 都市ガスの製造・供給・販売、LPGの供給および販売、電力の発電・供給・販売 他 |
本件に関する問い合わせ先
大阪ガスケミカル株式会社 企画部 経営企画チーム (06)4393 – 0195
以 上