物理吸着

ファン・デル・ワールス力による可逆的な吸着。活性炭の代表的な吸着機構。

定義:吸着質分子と固体表面との間に働くファン・デル・ワールス力(分子間力)によって生じる可逆的な吸着現象。活性炭における代表的な吸着機構であり、加熱や減圧によって吸着質を脱着させることができる。

特徴:

  • 吸着と脱着が可逆的であり、加熱や減圧による再生が可能である。
  • 吸着熱が比較的小さい(一般に数~数十 kJ/mol程度)。
  • 吸着分子同士が積み重なることで複層吸着が起こる。
  • 一般に温度が低いほど吸着量が増加する。
  • 活性化エネルギーをほとんど必要とせず、速やかに進行する。
  • 活性炭による有機溶剤回収や脱臭、水処理などの多くの吸着用途の基本原理となっている。

関連:化学吸着、吸着等温線、BET理論、ミクロ孔

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