破過
活性炭固定床において吸着性能が飽和に近づき、被吸着物質が漏れ出る現象。
定義:活性炭固定床(吸着塔、カラム)において、吸着の進行に伴い活性炭の吸着能力が低下し、流出水または流出ガス中の吸着質濃度が上昇し始める現象。一般に、流出側で吸着質が検出され始めた状態を破過と呼ぶ。
特徴:
- 吸着帯(Mass Transfer Zone)が出口側に到達した際に生じる。
- 流出水または流出ガス中の吸着質濃度は、破過後に徐々に上昇する。
- 流出濃度があらかじめ設定した許容値に達した時点を破過点(Breakthrough Point)と呼ぶ。
- 破過点は活性炭の交換または再生時期を判断する指標として用いられる。
- 許容値は用途によって異なり、流入濃度の5~50%程度が採用されることが多い。
- 破過曲線の形状は、活性炭の吸着性能、細孔構造、吸着質の種類、流速、接触時間、通液量(通ガス量)などの影響を受ける。
- 破過曲線は、活性炭の必要充塡量や交換・再生周期を設計するための重要な基礎データとなる。
関連:空床接触時間(EBCT)、粒状活性炭、固定床
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